行動(断った)先を考える
「断るときにどのような断り方をしていますか?」
「わかってくれると思い、やんわりとした言葉を使っていました」
「断わり方が分からず、断れずにズルズルと言いなりになってしまっているような気がします」
「人に気を遣ってしまって、断ることができなくて、一人でかかえこんでしまう方です」
「断る時は、柔らかい言葉を考慮しています」
「私の断り方はオブラートに包んだ断り方だと思います」
皆さん断ることが苦手という人が多いかと思います。
断ることが苦手な人は
「断ると悪い」
「相手が気分を悪くしてしまうのではないか」
という気持ちが働いているのかと思います。
断ると悪いと考えている人は相手の気持ちを考えられる優しい人ですが、自分の気持ちを押し殺してしまう癖があります。
本当は断りたいのに、相手の押しに負けて断りきれないということがあるかと思います。
その結果ストレスとなっていてはもったいないです。
断ることが相手に悪いと感じる場合は考え方を変えてみましょう。
あなたが断ることが悪いと感じるということは
「参加しないと悪い」
「受け入れないと悪い」
という考えがあるはずです。
ですが「本心は嫌だ」という気持ちを抱えながら相手の要求を呑んで、相手と接していたらどうでしょうか。
素直な状態で相手と関わるということになります。
これでは「むしろ相手に悪い」という考え方をすることができます。
飲み会を例に出してみると
「本当は行きたくない」
という気持ちを持ちながらお酒の席を共にすることになります。
または
「早く帰りたい」
という気持ちも湧くはず。
心に思っていることは態度や見た目に出やすいものです。
「目は口ほどに物を言う」という言葉がありますが、思っていることは見た目(目や顔)に出てしまうものです。
つまり、断ることが悪いと思って「Yes」の答えを出したことが、かえって相手に悪い印象を与えかねません。
断ることが苦手と思う人は、断らなくて嫌々引き受けたときに相手に与える影響を考えてみましょう。
今回はあなた自身が取った行動の先を考えてみてくださいね。